前回は、感染症対策でオンラインで開催した研究会も、今回ははじめて対面で開催することができました。
テーマは教職教育部の吉川から説明させていただいたように、「令和の日本型学校教育とは」とくに、奥田からは「個別最適化の学び」や「すべての子どもの学び」などのテーマについての報告を、また今回から実行委員にも参加してくれた西村から「協働的な学び」そして、「ICT活用」の側面から実践報告をさせてもらいました。
また、学生や他大学の先生などのべ31名の方にご参加いただき、充実した研究会にすることができました。
広い意味での教育研究を通じて 同窓教員・学生・教職教育部教員が有志で自由に交流する第2回近大教育研究会を、2023年3月4日(土)に約30名の皆さんの参加で、近畿大学東大阪キャンパス・3号館501教室で開催することができました。
第2回は、「令和の日本型学校教育を実現する授業を求めて ~ICTを活用した「協同的な学び」とUDの視点から考える「個別最適な学び」を意識した授業~」というテーマのもと、吉川武憲先生による令和の日本型学校教育に関する説明、奥田先生による個別最適な学びについての問題提起、西村先生による中学校理科の教育実践報告があり、小グループでの討論と各グループからの発表も盛り上がりました。杉浦先生の開会挨拶、奥田先生の司会進行で、なごやかな会の雰囲気を作ってくださいました。
さらに今回は新たに和田先生の企画で「なんでも交流会」が実施されました。これは、参加者へのアンケートや研究会での話題のなかから小グループごとにテーマを選んで話し合い、各グループからその結果を発表するというものでした。グループごとに選ぶテーマや着眼点が異なり興味深い時間でした。
今回も20代の先生や現役学生の皆さんの参加もありました。校種・教科・年代をこえて、「失敗談」も含めた率直な話し合いもできて、交流のなかから新たなヒントが見つかる濃密な2時間の研究会だったのではないか思います。ご参加いただいた皆さん、本当にありがとうございました。
次回も多くの方々とご一緒できたら嬉しいです。
なお、この研究会は2019年の教職教育部30周年を期に計画され、コロナの状況を見ながら
2021年8月20日にオンラインで第1回(テーマ: GIGA スクール元年に教育の本質を考える 、報告者:奥田雅史先生、北畑謙一先生、和田博之先生)を開催し、今回の第2回で初めて対面実施することができました。
第2回は、卒業生教員の大森直人先生、奥田雅史先生、北畑謙一先生、西村良介先生、和田
博之先生と教職教育部教員の呼びかけ人(杉浦健先生、西仲則博先生、光田尚美先生、吉川
武憲先生と冨岡)で準備しました。2023年の夏頃に開催見込みの第3回にむけても、実行委員会をオンラインで開きながら内容や進め方について相談していきたいと思います。ご興味のある方は、事務局の奥田先生まで気軽にご連絡をお願いします。
2023年3月12日 実行委員会の一人として 冨岡勝(教職教育部)
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